層雲の中をゆく

脳出血の後、手術入院リハビリ等々、日々の事を書いていきたいと思います。そして層雲の中を抜け、いつの日か、見下ろせば、輝ける雲海に見えんや

脳出血発症時の記憶

それは去年の9月19日

その日は朝から頭痛がして、二日酔いか肩凝りから来るもの、くらいに思ってました。

昼休み前に、話し掛けられて、椅子から立ち上がったら、ふらついて立っていられなくて、直ぐにまた座ってしまった。

気を取り直し、鞄を取りにロッカー室に行った、それから休憩室に行こうと階段を登ったのだが、どうも体に違和感があり、うまく動かせないなと思いつつ頭痛は酷くなる、休憩室に着いてからは机に顔を伏せて寝て、大人しくしておこうと思ったのだが、右目の奥の痛みは酷くなるばかりでした。

これはもう自分ではどうしようもないかもと思い、#7119(救急医療電話相談)に電話しようかとスマホを扱っていたところ、隣にいた方に顔色が変だと指摘される。ここで立ち上がって歩こうとしたら、左足がガクっとなって倒れそうになり、椅子に手をついた。

その後すぐだったか、先ほど顔色について指摘してくれた方だったか「管理者を呼んで」と言う声が聞こえた。暫くして腕を担いてもらいながら、医務室のベッドに運ばれた。この時、腕を掴んでもらった時、正座の後痺れた足を掴んだときのようにジージージーンと痺れを感じたことを覚えている。

ベッドの上でどれくらい待っていたのか、記憶が定かではないが、救急隊の方が来てストレッチャーに乗せられ救急車に乗り病院へ、

 途中、対向車線の右折車に停止を呼びかける声が聞こえて、邪魔しないでくれと思った記憶がある

左のレベルが低いと話す声が聞こえたような

スマホの暗証番号や実家の電話番号をきかれたような

病院に着いたときに開頭手術をしますよと言われたような

と、記憶はここまでで

後に聞いた話では嘔吐がひどく麻酔で直ぐに眠らされたとか。

この後の記憶は暫く途絶え、目が覚めた時の記憶もありません。

次の記憶は、たぶんICUにいた時だと思います。ベッドの上で、とにかく動けないことが辛くて、食事のことだけ考えて生きていたように記憶しています。

もうすぐ、来月で、1年になります。

今やどこまで正確なのか定かではありませんが、念のため。

今更ながらでも、記録しておいた方が良いか、なら忘れない内にと思い、ここに記します。

最後に、私の異常に気付き迅速に救急車を呼んで頂いた皆様に感謝申し上げます。まさに一命を取り留めました。本当にありがとうございました。