層雲の中をゆく

脳出血の後、手術入院リハビリ等々、日々の事を書いていきたいと思います。そして層雲の中を抜け、いつの日か、見下ろせば、輝ける雲海に見えんや

おいしかったけど鰻

今日の昼飯は穴子飯だった。そうしたら、午後のリハビリの時、鰻の話になった。

20年弱程前だったか、浜松にいった時のことを思い出した。当時新卒で就職したばかりだった私は、愛知県のある街で実地研修を受けていた。ある時、思い立って、同期の奴と一緒にバイクを飛ばして浜松までウナギを食いに行ったのだが、着いてみると浜松は祭の最中だった、とても賑やかで、入った鰻屋も混み合っていたように記憶している。まだ金のない新卒の時分だったので「並」でお願いしようとしたのだが、するとお店の女性から、今日はもう「上」しかありませんと言われた、ああ、お祭だからお客さんが多かったのかと理解した。そして鰻重の上を食して、やっぱ本場はうまいなあなどと思いながら、祭の賑わいを尻目に浜松を後にした。が、ずっと後になって気づいた、上ができるなら、並もできるんじゃないかと。

今ネットで調べると、ほとんどのお店では量の多い少ないの違いだけとの情報だった。うううんきっと質も違ったのだと思いたいが。若造だからと高を括られたとは思いたくない。おいしかったからね。満足して帰ったんですよ。

この話したらセラピストさんたちは大笑いしてくれた。ので、良しとしようと思います。実際のところは最早確認のしようもありませんし、私の考えすぎかもしれませんし。

遠い記憶でした。